中学自習室

秋田の地方紙「秋田魁新報社」では、中学生向けの5教科の自習問題を解説付きで掲載しています。秋田県の公立高校の入試問題対策としても有効です。

タブレットの活用

授業では様々なタブレットの活用がされています。私も表現活動のツールとしてよく活用していました。googleなどの翻訳機能を使えば簡単に自分の考えを英文にすることもできますが、授業では学習した表現を使ってほしいものです。発表は、それを見たり聞いたりする生徒にとっても理解できるものでなければと思います。ある意味で話型と考えてもいいかもしれません。以前にも紹介しましたが、パワポで作ったものです。タブレットの最大の利点でタッチして必要な情報(表現)を得ることをデザインして作ったものです。いくつかにはALTによる音声も仕込んであります。

英語で輪読

夏休み明けの授業開きは、新学期の授業開きとは異なり、夏休み前までの復習をしたりしますね。1か月近く英語の音に触れずに過ごす生徒もいます。夏休み明けによくやっていた活動は、英語で輪読です。国語には輪読という活動がありますが、英語の場合はまずは英語の音を発音させる、耳にすることを目的としていました。流れは、❶全体で音読するところを音読する。❷クラスを2チームに分けて回る順番を確認する。❸各チームで読み方を教え合う作戦タイムを1~2分確保する。❹先攻になったチームから、タイムアタックをする。❺タイムの良いチームの勝ちとする。という感じです。

英文は1人がピリオドまでの1文を音読します。長い英文が当たる生徒も、短い英文があたる生徒もいるので、1チームのメンバーが3巡するくらいの分量の英文を選びます。最初の時間はUnit1~3まで、次の時間はUnit2~4とか、または回る順番のパターンを変えてみたりと3回戦くらいやっていました。3回戦以上は生徒が戦意をなくすのでおススメできません。チーム名も、それぞれのチームのスタートする生徒の名前だったり、今日はゴキチームとブリチームの対戦とか、適当に盛り上がりそうなチーム名をつけたりしてモチベーションをあげたりしていました。3巡くらいするので自分の順番の英文を読むだけではなく、チームの人がどこを読んでいるかを聞く必要もあります。時間にして、15~20分くらいはかかるかもしれませんが、夏休み明けの英語の音に慣れさせる活動にはなっていたと思います。

Coloring

National Geographic Kidsのサイトには、興味深いcoloringがPDFでたくさん掲載されています。その動物や昆虫などの特徴や生態を紹介するものもあり、特別支援の学習で活用したこともありました。

National Geographic Kids Coloring

時制の指導

3つの基本の時間(現在・過去・未来)に4つの状態(一般・進行・完了・完了進行)を掛け合わせていきます。※中学校では学習しないものもあります。特に現在完了形は生徒たちにとってなかなか理解しにくいものかもしれません。私は、過去に起こったことをhave(持っている)というイメージで使ってほしいと伝えました。住んでいたという経験を持っている、さっきまでしていたことを終えた状態になった、~していたことの結果がこうなった、過去に~したことがまだ続いている状態であるということをhaveしていて、haveと使うために過去分詞(動詞ではない)を使うんだよと伝えました。高校では過去完了、未来完了も入ってくるので、時間のイメージをつかむことがまた少し難しくなりますが。

タブレットと手書き

タブレットの魅力は簡単に情報収集ができるというメリットもありますが、情報がありすぎてその中から、本当に必要な情報を選び出すことが難しいというデメリットもあります。また、翻訳サイトもあるので、日本語を英語に直すことも簡単にできてしまいます。ですが、発表前の教師の指導は絶対に必要だと思います。最初は、生徒がタブレットで提出した課題を画面上で添削しましたが、どうも画面上で添削すると正答をまるまると教えてしまうようなことになってしまい、これではまずいと思い、手書きでの提出に切り替えました。手書きだとこういう風に書いてみては?とか、こういう点にも触れてみてはと細かい指導や教師の思いも伝えることができるので、手間と時間はかかりますが生徒にとってはこの方が効果的だなと感じています。

Paragraph Writing

英検3級では25~35語、準2級では50~60語で自分の考えや意見をその理由を2つ付け加えて表現する必要があります。限られた時間内でまとめる必要があるので、最初に自分の考えや意見を I think that ~ と明確に述べ、その理由をFirst, Second,という順番で述べる。準2級ではさらに最後に For these reasons ~ と最初の考えや意見をまとめる形で書くことが書きやすいパターンだと思います。最近ではAIで採点をしてくれるサイトもありますね。

Information Gap

コミュニケーションをおもしろくするための場面・状況設定はお互いに知らないことや相手に「え、それって何?」と思わせるようなことを取り上げることが効果的だと思います。奇想天外な答えが返ってくるとおもしろいですよね。①A:Where did you go yesterday? B:I went to the moon. A:How did you go there? B:By DeLorean. A:I think it’s a time machine. ②What did you see there? I saw Princess Kaguya. ③What was she doing there? She was doing mochi pounding. ④What did you enjoy there? We enjoyed Moonsault(和製英語). ⑤How was your trip? などやりとりする方が話し手も聞き手もワクワクしませんか。

現在完了形:動画リスニング

「マトリックス(1999)」の有名な1シーンを使ってリスニングをしました。かなり早く聞き取りにくいので、何度も聞かせました。今の生徒たちが誕生する前の映画ですが。2の Dodge this! が映画のシーンから連想できない生徒もおり、ドッジボールの試合の話もしました。ほとんどの生徒がボールを当てた方が勝ちと答えていました。これも身近にある英語ですね。こんな話もすると英語を身近に感じてもらえると思います。(私もこのスクリプトを聞き取るのに何度も繰り返し聞きました。)

ペアでの対話活動

ペアで対話練習をすると対話がうまく進められないペアもいたりします。対話・表現活動に入る前に十分なinputが必要だと思います。Step 1~Step 2はinputで、Step 3~Step 4はoutputという流れで対話・表現活動につなげていければ、ペアの活動もスムーズに進みます。

Quiz:Definition

語彙を広げるために言葉の定義から英単語を導くというクイズです。数年前の秋田県の公立高校入試では、このような問題が出題されていました。カテゴリにクイズを設定します。Zまでありますが、掲載しきれないのでD以降のファイルが必要な場合はご連絡ください。連絡先は次の通り 4naorus@naohyama.stars.ne.jp

Quiz: 和食

このクイズは写真まで見せてしまうと答えがすぐわかってしまうので、教師から英語でヒントを出しましょう。こういう時の説明に役立つのは英英辞典ですね。私は高校時代からロングマン英英辞典を使ってました。今ではオンラインで検索することができます。 https://www.ldoceonline.com/jp/ この辞書はEFL向けの辞書で、語彙の説明に基本的な約2,000語を使用しています。

Dictation

Dictation はListeningとWritingの学習にもなります。同じスクリプトでも、聞き取らせたい、書きとらせたい単語を変えてみるのも有効かと思います。A4のシートの表裏にそれぞれ2つのスクリプトを印刷してやってみました。1回目はNativeスピード、2回目はスローダウンしてやってみました。さらに裏の方は聞き取りも書き取りもできている生徒に読ませたりしていました。そして、さらにそのスクリプトの内容についてのQ&A、①Does Nozomi play the piano? ②When did she start to practice the piano? ③When did she start to write songs?などReadingの活動にもつなげていくと、より英文に対する理解が深まっていきます。また、デジタル教科書では、動詞や名詞など、ランダムに単語をマスキングして音読させることもできますね。

リスニングテストの作成

20年以上前から、Audacity というフリーのアプリを使用していました。必要な音声データのところだけをコピペ(切り取って貼り付け)したり、ボリュームの大小に合わせて音量を調整したり、自分の音声を録音・編集したりすることができます。このアプリのおかげでリスニングテストの作成が楽になったことは確かです。

参照  Audacityの易しい使い方

スピーチの小道具

 スピーチの際にタブレット画面をスクリーンに映像やキーワードを提示して行う方法もありますが、私はキーワード・スピーチをよく行いました。A3の紙を4つに折り、①②③④の順に書いたものを見せながらスピーチを行うというものです。余計な情報がない分、聞き手も集中して聞くことができます。

▼同じような活動をタブレットで行うとフォントや色にこだわったり、イラストや画像を探したりすることに時間をかけてしまいがちです。

◎紙に書く活動だと、余計なこと?に時間をかけずに自分の話すことを練る時間を十分にとることができます。

◎また、発表が苦手という生徒は、裏に原稿を書いておくこともできます。また、原稿をうまく作成できない生徒には机間指導しながら、個別の指導をしたり、活動の進行状況をつかむこともできます。

基本的には全員に発表させますが、ごくまれに時間が不足して全員が発表できないときは、挙手だったり、または机間指導している際に事前に声をかけておいたりしておくと効果的に発表が進みます。生徒との良き信頼関係を作ることにもつながりますね。お試しあれ!

過去形:…に行ってきたで~

自己表現活動として日記を書くことは有効ですが、同じ学校生活、同じ地域で生活していると似たような日記が多々あります。また、どこにも出かけていないという生徒もいます。空想の世界で「…に行ってきたよ。」と表現させることで、発表する生徒も聞く生徒も新鮮な気持ちで発表に臨めます。また、プレゼンにはその写真などを載せて発表させるとさらに効果がアップします。私の場合は、①…に行きました。②…を見ました。会いました。③…を楽しみました。④…感想 の4つは含めること、スライドはタイトルを含めて4枚以内におさめることを条件に活動しました。発表後は、生徒のプレゼンをカラー印刷して教室や廊下に掲示しました。ALTに最終校正や印刷など手伝ってもらいました。